葬儀社選び

私が子供の頃は葬儀と言うと隣保の住民で取り仕切り自宅で行う隣保葬が当たり前でした。
同じ隣保で亡くなられた人がいるとお通夜から葬儀まで一軒に最低でも2人は準備に行き男性は式場の準備で女性は炊き出しに追われていました。
その為に隣保に葬儀があると最低でも1日半は仕事を休まなければならず仕事を持つ者にとっては結構大変ですが近所のお付き合いとして当然の事でもありました。
父が隣保長をしていた時に葬儀が2件ほどありましたがその度に我が家は控室となり見知らぬ人が出入りして居心地が悪かったり雑用に追われた事を思い出します。
炊き出しの準備に行くと年配の方が煮物をするので当時は若い部類の私は大きな釜で炊かれた炊きたてのご飯を只ひたすらおにぎりにしていた事を思い出します。
昔は隣保で葬儀があると、その隣保にとっては一大行事でした。
父の葬儀は今から約20年位前の事で田舎では葬儀社も無く公民館を借りて葬儀をしても良かったのですが自宅で葬儀をする事になりました。
田舎に住んでいる割にこじんまりとした家だったので6畳2間続きの和室があったのですが、それでも祭壇を組むと狭くて自宅での葬儀は最低でも8畳2間続きの和室が必要の様に感じました。
そんな事を考えながらも隣保の方たちにお陰で無事に父の葬儀を済ます事が出来やれやれと思った事があります。
母の葬儀は葬儀社にお願いし葬儀場で行いました。
その頃から私の住む地域でも葬儀場が出来て相変わらず自宅で葬儀をする人もいたのですが葬儀場で葬儀をする人が叙所に増えてきた頃です。
今は我が家の近くにも葬儀場が増えましたが当時は1軒しかなくてそこにお願いするしかありませんでした。
予め会員になっていたので費用も随分安く抑えられる割に時間がきちっとしているので自宅で行う葬儀の様に深夜まで親戚が集まり飲み食いする事も無く私は随分助かりました。
遠方に住んでいた姉も家族で葬儀場に宿泊出来てホテル並みの設備があり快適に過ごせたようです。
今であれが葬儀社も何社かあって比較で着たのですが残念ながら選択の余地が無かった事を残念に思うのですが私がお願いした葬儀社の担当の方は本当に親身になって対応して下さった事を今でも感謝しています。
後で聞いた話ですが担当さんは母が亡くなった日からお通夜まで2日間は一睡もせずに対応して下さり葬儀が終わった時には疲れ果てていたと聞きます。
私は良い葬儀社に巡り合えたのだと今でも感謝しています。