頭を悩ます香典返し

葬儀が終わると息つく間も無く初七日や一週間ごとの逮夜があって35日や49日がすぐにやって来ます。
それが終わると満中陰志と言う香典返しをしなければなりません。
我が家にもその満中陰志がよく届きますが「早、そんな時期なのか」と思い時の早さを思い知らされます。
亡くなった人を思い通夜式や葬儀では涙を流しながらも葬儀が終わると何事も無かったように普通に生活をしている事が何だか申し訳なく思える時もあります。
ですが生きている者にとっては不条理と思いながら仕方のない事なのかも知れません。
私も父が亡くなり母が亡くなり悲しみのどん底に陥りましたが悲しみを乗り越え毎日元気で生きています。
それが故人にとっても最大の供養なのかも知れません。
我が家に届く満中陰志は圧倒的に日用生活品が多いように思います。
一番多いのは洗剤で次はタオルとか味付けのりです。
貰って特に嬉しいとは思いませんが絶対に使う物なので貰うと助かると言った感じです。
結局、貰い側にとっては期待している訳でもないので何を貰っても特に感動も無く特に不満もありません。
形式的なものだと思っています。
ですがお返しをする側にとっては大変頭を悩ませるのも事実です。
父の香典返しは毎晩のように母とあーでもない、こーでもないと悩み挙句のあてには親戚を巻き込んで品物選びに苦労をしたものです。
特に母は見栄を張る訳でもないのですがある程度見栄えがしないとケチに思われるなどと言い出し大変困りました。
私は母からお祝い事や香典返しは頂いた金額の半分を返すのが礼儀だと教えられて来ました。
その為に結婚のお返しや出産のお返しも半分以上はお返しとして返して来ました。
母の葬儀の際の満中陰志の品物を考える時に私も色々と悩んだのですが私が依頼した葬儀社ではギフト部門があって、その担当さんに相談する事にしました。
最近では頂いた香典の半分を返す人は少なく3分の1位でも十分だと教えて頂きました。
商品も無難な洗剤やお茶など日用品が良いとも聞きました。
お礼の意味も込めて出来るだけ送る側の事を考えた方が良いのかとも思っていたのですが貰う側はそこまで期待はしていなくて余分にあっても困らないものが原則の様でした。
選べるギフトも貰う側が欲しいものを選べるので良いような気がしますが実際に貰う側にとっては中々決める事が出来ず困るものです。
カタログを見るのも面倒でこれなら洗剤でも何でもいいから送ってくれた方が良かったのにと何度も思った事があります。
結局、悩むほど貰う側は期待していないと言う事です。